【転職・再就職までの無職期間「空白期間」の言い訳】面接でどう受け答えするのが適切?
仕事を辞めてから転職・再就職するまでの期間。
「空白期間/ブランク」と呼ばれるものについて。
- 資格取得の為の勉強をしていた
- 公務員試験の勉強をしていた
…といったものから
- 転職活動が長期化してしまった
- フリーターを長く続けてしまった
- だらだらとニート生活を続けてしまった
- 家庭の事情
- 病気
- モチベーション低下
色々と理由はあるとは思いますが…
特にこれといって「アピールポイントが無い」場合など、どのように受け答えするのが良いのか見ていきましょう。
Contents
聞いてもらえるだけ「良し」と思おう
検索から本記事に辿り着いた人の多くが「空白期間を質問されるのが苦痛・不安だ」と考えていることでしょう。一般的に空白期間が長くなると転職活動が不利になると言われますからね。
一方で…
空白期間のある状態から転職に成功した人の話によると次のような意見も多く耳にします。面接にて「すぐに落とされた会社は空白期間について殆ど聞いてくれなかった」…と。※全く聞いてこなかったけど受かったというケースも勿論あります
そういう意味では、空白期間が長く、その点を質問されるのが不安だとしても、聞いてくれる会社のほうが採用を真面目に検討してくれている率が高いと言えます。聞いてもらえるだけ「良し」とポジティブに考えることが大事。
空白期間の長さよりも…
⇒《空白期間を如何に説明するか》
という「理由/中身」の部分のほうが重要。
寧ろ「質問してきてね」とポジティブに考えよう。
空白期間を如何に説明するのか
空白期間に何をしていたか。
そこを如何に説明するのか。
- 資格取得の勉強とか…
- 公務員試験の勉強とか…
真面目っぽい理由もありますが。
ぶっちゃけた話。
何もしてなかった人が多い…はず。
空白期間という言葉と関連性の高いキーワードを解析ツールで調査すると「職歴なし・ニート・引きこもり・言い訳」など、空白期間中にコレと言って何もしてなかったと思しきキーワードが並びます。※参考:キーワードプランナー – GoogleAdWords
かと言ってバカ正直に
- ずっとゲームしてた
- ネットの敵と戦ってた
- ポケモンGOしながらうろうろしてた
- 失業手当が満額支給されるまでブラブラ
なんて答えるわけにもいかず。
どう答えるのが良いのでしょうか。
ポジティブに立ちまわる
何はともあれ…
まずはポジティブに!
空白期間が長くなってしまうと不安からネガティブになりがちですが、面接官側からしても「何が理由で空白期間があるのか?」と勘繰っている場合もあります。そんな状態において相手にネガティブな印象を与えると、それだけで「この人にも何かしら問題があって前の職を辞めたのか?」と疑問を持たれてしまいます。
また、面接官によっては空白期間を特に気にしない方もいます。あなた自身がネガティブな受け答えをした結果、かえってブランクを相手に意識させてしまう可能性もあります。
まずは相手に好印象を与えることを意識しましょう。
嘘はダメでもバカ正直もダメ
前職を辞めた理由は人それぞれだと思いますが、「人間関係・労働環境・給与・仕事がつまらない」などのネガティブな理由が実のところ大半を占めます。転職理由のタテマエとしてよく使われる「キャリアアップしたかった」といった理由はホンネでいうところの6%程度なんだとか。参考:退職理由の本音ランキング10 – リクナビNEXT
バカ正直に「残業が多すぎた上に、上司との馬が合わずに萎えて辞めました」と答えても、それを聞いた面接する側も「(この人、採用しても大丈夫かなぁ…?)」と思うだけです。
…
かくいう私も…
最初の職は人間関係が理由で辞めました。
※退職ホンネランキングでは1位ですね
今はPHPといったWEB系言語を扱った仕事をすることが多くなりましたが、私の前職はC系言語を扱ったコテコテのプログラマー。ぶっちゃけた話、どの会社も残業多めの裁量労働制が適用される業界。
そんな業界で、敢えて面接官に対して「残業が多かった」ことを退職理由として挙げても、内心では「(うちの会社も多いんだけど…)」とか思われてたら元も子もない。自爆です。
企業/業界研究したうえでの
受け答えを考えておく必要があります。
アピールできそうなポイントを集める
次に面接を受ける予定の企業に関連しそうな事柄があれば少々誇張してでもアピールポイントとして加える。
- 資格取得の勉強
- アルバイト経験
- 業界に関する勉強
資格取得に関しては、あまりにかけ離れた業界のものになってくると、「この人は将来的に他業界に転職する可能性が高いのでは?」等々…判断される場合もあるので注意が必要。公務員試験の勉強もそういう意味でマイナスに働くことが多い。
アルバイトに関しては、何もしていないよりは当然マシ。アルバイトを通じて、社会復帰したい意志が高まったのであればそれをアピールポイントとして取り入れることもできるでしょう。ただし、バイトをしていなかったにも関わらず…していたテイにして話を進めると、仮に合格した後に税金関係でバレる可能性もあるので注意。
未経験OKは慎重に
空白期間が長くなると不安から《未経験者歓迎・初心者OK》といった転職案件に目が行きやすくなると思います。ですが少し慎重に。前職を辞めた理由が「ブラック企業が嫌になった」的な理由であるならば特にです。
誰でもウェルカム的な業種は
ブラックな可能性が高めです。
もし前職を辞めた理由が「会社がブラックすぎた」という理由であるならば、応募する前にしっかりと企業研究をしておいたほうがよいでしょう。
病気療養してた場合は説明に注意
病気が原因で前職を辞めていた場合。
それを面接にて告げる場合は少し慎重に。
怪我が原因で仕事を休んでいた場合は、医師の診察の元、「実際に働いても大丈夫という太鼓判」を貰ったことを説明することで、採用する側の不安感を上手く拭えるでしょう。
ですが精神的な病の場合は慎重に。前職の退職理由として面接にてそのことを告げる場合は、「既に完治したことをアピールできる証拠・エピソード」を添えるなどの工夫が必要。たぶん治りました的なスタンスでは、「また繰り返すのでは?」と採用を渋らせる可能性が高まってしまいます。
支援サービスの有効活用
再就職支援・転職支援などを無料で行ってくれる支援サービスも最近では非常に増えています。
単に案件を紹介するだけのサービスもあれば…
担当者がついて転職サポートしてくれるエージェントサービスも。
転職エージェントによってはカウンセリング面談があり、空白期間をどのように説明すればよいかなどの相談にも乗ってくれます。
一人での転職/再就職活動が不安であれば
利用してみることをオススメしますね。
おまけ:私が外注さんを雇う時の話
最後に私の経験談を少しだけ。
私はサイト運営等のWEB系の仕事を生業にしてます。
でもって外注さんに仕事を依頼する立場にあります。
正社員を雇うわけではないので少し話がずれるかと思いますが参考程度に。
…
基本的に外注さんには記事執筆(ライティング作業)を依頼するのですが、初めて仕事を依頼する方には面談(といってこれまでのライター経験、経歴、趣味、応募理由を軽く聞く程度の簡素なもの)を行います。
- フリーター
- 子育て中の主婦
- アルバイト感覚の学生
- 副業目的の会社員
色んな人が応募してくるのですが、経験的に「この人は採用したくないなぁ~…」ってタイプの人がいます。
私が採用を拒む基準を言うと…
- ネガティブな印象が強い人
- 自分自身を卑下する人
- 健康状態に問題ありそうな人
上記のような人はなるべく避けます。
記事の外注は在宅ワークのアルバイトのようなもの。空白期間の長い人であろうが、経歴の部分は殆ど気にせずに大雑把に採用することが多いです。
■ネガティブはNG
割合的に空白期間の長い(おそらく引きこもりニートしてた)人の中に多いのですが、雰囲気的なネガティブさを相手に感じさせてしまう人がいたりします。話を交わしてみると、必要以上に自分自身を卑下するようなタイプ。
空白期間等に不安があったとしても、自分を下げるような説明をするのではなく、嘘でもポジティブに表現/振る舞うことが大事に思います。ニート歴が長い上に、性格まで暗い…ってなるとどこを見て採用すれば?ってなるよね普通。
■健康状態は大事
健康状態に問題がありそうな人(特に「うつ病」)もライター未経験の場合は避けます。自宅でも出来る仕事ゆえ、うつ病が完治しないままに応募してくる人がいるのですが、こちらも気を使いながら初心者指導するのは大変なので採用を見送ります。
仕事が無くて焦る気持ちも理解できるのですが、コミュ能力が低くてすむ在宅ワークならまだしも、会社勤めを考える場合は「しっかりと病気を治療」することが大事。
少なくとも…面接する側の人間に「病気に対する不安」を抱かせると、採用に関してはマイナスに働きます。大変だとは思いますがご注意を。
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